良秀会ブログ
メイン画像
« 秋季ゲートボール大会 | メイン | 町の内科医の独り言 »

生活習慣病を克服するための第一歩

運動療法の必要性と注意点
最近よく生活習慣病ということばを耳にします。それというのも日本人の食生活が欧米化してきていることに加えて、不規則な食生活や運動不足といったことで程度の差はあれいわゆる肥満になることがその始まりと言えます。
肥満に加えて、血中の糖分の上昇(糖尿病)や脂肪が多い(高脂血症)、血圧の上昇(高血圧)等の危険因子を合わせ持つことで心臓病(狭心症、心筋梗塞)を起こす危険性がそうでない人に比べて約3倍とも言われています。これらの危険因子を合わせて持つ疾患群をメタボリックシンドロームという名前で呼ぶようになり、心血管疾患の大敵として注目されています。
それでは生活習慣病を予防するにはどうすればいいのでしょう。食生活で栄養のバランスを心がけて規則正しく食事をすること、過剰な飲酒や、喫煙はしないこと, 塩分も取りすぎないようにすることなどに注意したうえで適度の有酸素運動が効果的と言われています。有酸素運動とは持続的に酸素を取り入れながらする運動で代表的なものにはウオーキングがあります。毎日、30分から1時間位のウォーキングをすることにより体内に蓄積された脂肪が消費されるのです。
しかし、運動療法を始める前に自分の体の健康チェックが必須です。それというのも先に述べた危険因子は実際には存在していても自覚症状がないことが多いため、むやみに激しい運動を開始することでかえって心筋梗塞などの病気を引き起こす危険性があるからです。運動療法開始する前に動脈硬化の程度をチェックすることで安全に運動をすることができます。平地歩行や階段上昇などの軽い動作で胸痛、動悸、息切れなどの自覚症状がある人はまず、心臓の専門医を受診し、いろいろな検査を受けられることをお勧めします。

高石藤井病院 心臓センター長 松浦泰彦

※セレッソ大阪会報誌「Twelfth」65号掲載

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.ryoshukai.or.jp/mt/mt-tb.cgi/85

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)